~あなたへ贈るメッセージ~



遊びをせんとや生まれけむ



今から800年ほど遡ったはるかな昔、当時(治承年間)の後白河法皇は、すぐれた歌がわが国の歴史の中に残らないのを惜しんで自ら歌謡集を編まれました。それが「梁塵秘抄」(りょうじんひしょう)です。

 梁塵秘抄は、名人のすぐれた歌で梁(はり)の塵(ちり)さえ動いたということから名づけられています。
中でも有名な歌は、

  遊びをせんとや 生まれけむ
  戯(たわぶ)れせんとや  生まれけん
  遊ぶ子供の声きけば わが身さえこそ 動(ゆる)がるれ

 私はこの歌に接した時、楽しそうに遊ぶ子供の声を聴いて思わず一緒になって遊びたくなる弾んだ気持ちをいつしか忘れていた自分を発見したのでした。 以来、自戒の念を込めて、“遊び心を忘れた大人にはなるまい”と肝に銘じました。
「遊びをせんとや 生まれけむ」は、判断に迷った時の私の指針になっています。

 みなとでスロージョギングを楽しむ会は、ウォーキングよりゆっくりと、弾む気持ちで走ります。心地よい潮風に身を任せ、蒼い海、青い空のオゾンを身体中に取りこんで明日への英気を養います。1時間ほどのスロージョギングを完走した頃にはすっかり子どもに返った気分で、仲間とともに陽気に笑い、楽しいおしゃべりに興じる自分を発見することになるでしょう。
どうぞ、あなたも遊び心を忘れない素敵な大人の仲間入りをなさってみませんか。

心よりお待ち申し上げております。






鮎通信

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